オフィスの天井、まるごとリニューアルしませんか?エアコンや照明でこんなに変わる!
オフィスの天井は、なかなか見直されるタイミングがありません。空調や照明・・・どれくらい使い続けているか把握しているでしょうか。今がオフィスの天井見直しのタイミングと言われている理由、古いままだとどのような影響があるのかをお伝えします。
【空調編】R22冷媒(HCFC)生産が全廃へ
15年以上前のエアコンは、R22冷媒が主流となっています。しかし、これはオゾン層を破壊する成分が含まれているといわれ、モントリオール議定書により2020年に全廃となりました。オゾン層を破壊するR22などの「特定フロン」から、オゾン層を破壊しない「代替フロン」への転換を進め、今後はさらに「グリーン冷媒」への転換が必要といわれています。(参照:環境省 経済産業省『代替フロンに関する状況と原稿の取組について』)
このことから、2020年以降は冷媒の入手が困難となるため計画的な設備更新を検討する必要があります。
【照明編】蛍光管販売終了!?時代はLEDへ
一部のメーカーでは販売を継続するものの、いまや時代は「LED」へと移り変わってきています。LEDは、発光効率が良く消費電力が抑えられることで環境にも優しく、温室効果ガスの排出を減らすことにも繋がります。そのような背景からも、政府は2020年には蛍光管などの生産・出荷を終了し、2030年までに全ての照明器具をLEDや有機ELなどの高効率照明にすることを目指しています。
省エネで長寿命なLED照明が主流となっているのはみなさんご存知かと思いますが、蛍光管自体が今後生産も減少していくのです。
空調・照明のエネルギー消費量と製品寿命も考えよう
空調も照明も古いまま使い続けていると、効率が悪く余計なエネルギーを使っている可能性があります。
例えばオフィスビルのエネルギー消費は、空調・照明で夏場は70%以上を占めています。高効率な空調・照明へリニューアルすることで、エネルギーだけでなく、コスト削減にも繋がる可能性があるのです。
さらに、製品寿命についても考える必要があります。製品寿命を超えて使用すると故障の可能性が高くなります。そして、古い製品が故障すると修理部品の入手が困難になることも・・・。安全性の面からも、早めに点検と交換を行うことが大切です。
天井を見直すことは、エネルギーを見直すことでもある!
古いエアコンや照明を使い続けることは、故障した際にすぐ修理できないなどの心配があるだけでなく、劣化による事故に繋がる恐れもあります。また、余計なエネルギーを使用することで環境への影響も出てきます。
オフィスを見直す際は、天井についても考えてみませんか?省エネ、職場環境改善など、オフィスに合った天井にすることが大切です。是非一度、自分の周りの環境をチェックしてみてください。